タイトル
1人バリスタで回せるようになった日|郊外カフェで身につけた“速さと正確さ”と、まだ足りない力
▶ 忙しい時間帯は“戦場”だった
今のカフェには、毎日かならず“忙しい時間帯”があります。
その時間になると一気にオーダーが押し寄せて、
バリスタは基本1人で全部さばくスタイル。
最初は本当にパニックでした。
ミルクをスチームしている途中に次のオーダーが入り、
抽出が終わる前に新しい豆のセットをしなきゃいけない。
焦る → ミスる → さらに焦る の無限ループ。
でも、それでも毎日やっていると、少しずつ変わっていきました。
▶ 速さと正確さが、確実に上がっていった
大量のオーダーが一気にきても、
- どの順番で作れば効率的か
- 同時進行でどこまで進められるか
- スチームの感覚を崩さない方法
こういう“現場でしか学べないコツ”が、体に染みついていきました。
もちろん、今でもスチームを失敗する日もあります。
「ごめん…」と思いながら出すこともゼロではありません。
正直、これは自分で一番イヤな部分。
お客さんにとっても良くないことだからこそ、
どうしたらクオリティを落とさずに速く作れるかを今も毎日練習しています。
でも、あの大量のコーヒーを
1人でさばけるようになったのは、確かな成長。
これは胸を張って言えるスキルになりました。
▶ いちばんの課題は“英語力”
コーヒーのオーダーは聞き取れます。
- フラットホワイト
- ラテ
- ロングブラック
- エクストラショット
こういう単語は頭に入っていたし、
何より自分に知識があるから理解しやすい。
でも問題は、フードのオーダー。
オーストラリアのローカル客が言う
野菜の名前、料理名、固有名詞…
知らない単語が出てくると、
本当に何を言っているのか分からない。
「え、今なんて言った??」
と頭の中が一瞬停止する。
結局、同僚に助けてもらうことも多くて、
そのたびに悔しくて、情けなくて。
でも、そこで初めて覚える単語も多いので、
この積み重ねが確実に英語力につながっているのを感じています。
▶ ネイティブの同僚たちと働ける環境も大きい
職場のスタッフは半分がオーストラリア人のネイティブ。
最初は会話のスピードについていけなかったし、
ジョークも分からず無言で笑ってるだけの日もありました。
でも毎日少しずつ話すうちに、
- 英語の耳が慣れてくる
- よく使う表現が分かってくる
- 自分から話せる量も増える
こういう変化が出てきて、
「英語が伸びてる!」と実感できるようになってきました。
▶ スキルはまだ途中。でも確実に前に進んでいる
今の自分はまだ完璧じゃない。
- スチームはもっと安定させたい
- 英語力はまだまだ伸ばしたい
- お客さんとの会話も増やしたい
でも、オーストラリアのローカルカフェで働きながら、
毎日少しずつ技術も英語も身につけている。
「昨日より今日のほうができることが増えている」
この感覚を持てていること自体が、
ワーホリで来た意味の一つなんだと思います。
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